No.06 和洋のダンスコラボ・国際交流・人材育成・・・夢の実現に向けて M.Y(熊本)


国づくり人づくり国民運動に賛同したきっかけは?


2年前の平成17年に開催された「夢・地球交響博」に参加したことがきっかけでした。 最初はとにかく主旨を把握し、講演では内容を理解することが精一杯な程、 スケールが大きく内容もとても深いものでした。 講師陣お一人おひとりの最高峰をきわめた専門分野から見た視点で、 人・社会・国を想う情熱的な講演を通し、今の日本の現状を知り、 又、フィリピンのゴミ捨て場でけなげに生きる子供達のドキュメンタリー映画の上映など、 胸にせまるものがあり、近い将来確実に日本の子供にもこういう時代が来る。


今の当たり前が当たり前でなくなる、という格差社会の現実を目の当たりにし、 いかに自分が安穏とした狭い視野・世界に身を置き、 その価値観で物事を簡単に判断しているかを痛感し、 経営者としての不勉強さ、また自分が仕事を通じて、これからどこへ向け、 何を行動して行くかの方向性がいかに曖昧であったかに気づかされました。 この日は、昼食が入らなかったのを覚えています。


2回目に参加した昨年秋の交響博では、 アジア社会経済開発協会会長の菅沼光弘先生の 「危機感がない事が最大の危機である」 という言葉と、最後に主催者の木原先生から、 「この催しに参加し、知って論じただけでは事は動かない。 本気で自分の生活の現場・人・地域社会・国を想い小さくとも行動を起こすことが、 自分の周りの人を刺激し、 人・社会・国が発展し、それがしいては、自分や家族が発展する。人は宝である」 という言葉があり、自分は果たしてこのような熱い思いで日々仕事をしてきたかと自問自答していました。 しかし、2回の参加で少しずつ自分の中で芽生えたことは、 自分がダンスを通じて感じる想いを将来社会に認めて頂き、 何か貢献できることはないか? ということでした。


ダンスの魅力は?


ダンスの魅力・想いを語り始めるとキリがありませんが、 レッスンスタジオでの様々な活動を経験し感じることは 「ダンスは人を変える」という事です。


人間は本当に自分の心の望むもの、好きな事に取り組んでいる時は一生懸命で情熱的です。 さらに音楽にリズムと自己表現が加わるのですから変わって当たり前かもしれません。 特に引っ込み思案の子が、大きな声で挨拶したり、 他人の前では笑顔がなかなか出ない子が声をあげて笑うようになったり。 ダンスはたくさんの贈り物をくれます。 特に若者や子供は流行に敏感であり、感性豊かで技術的な成長もあっという間です。 だからこそ、指導する側がダンスを通じて技術だけでなく、 しっかりとした人間の内面的価値観・教育理念・社会の一員となるべく下準備として個の力を引き出し、 社会にマッチさせる指導にあたらなければ、 ただのおけいこ事の域を越えず、その場限りの流行で終わってしまいます。


指導されていて気をつけていることはありますか?


先述した「ダンスは人を変える」とは、両刃の剣という意味もあります。 外から見た流行や派手さだけに気をとられ、ラクな事、楽しい事が先行してしまい、 ちょっと努力すれば簡単に大事が成せるのでないか? といった非現実的な夢が頭をもたげ、マスコミに踊らされ、現実の自分とのギャップに焦り、 近道を行くつもりが結局は遠回りだったというケースも少なくありません。 何の業界も同じで「本物の夢を叶える」とは容易ではなく、 常に自分を律し、目の前のたゆまぬ努力を続けていく精神力・体力・運力が必要とされます。 その指導の仕方も堅苦しくなく、だからと言って、友達先生でもない厳しさが必要となり、 ここが一番難しい部分です。


先程、指導する側がしっかりと・・・と申し上げましたが、 自分自身を含めこの指導者(トップ)の育成が今一番の急務ではと感じています。 政治家・経営者・管理職・教師・地域・家族のリーダー、 大小にかかわらずすべての組織に必ずトップがいます。 まずは、この何らかの組織のリーダーの意識改革が大変重要になると感じています。 それを9つの立国構想の中では同時に学ぶことができます。


私自身、経営者兼ダンス講師という責任ある二つの指導者の立場を頂き、 日々足りない自分に気づき反省し成長する戦いの毎日ですが、 このやりがいのある毎日を将来明るい若手のスタッフにも知ってほしい。 リーダーとして勉強してさらに信頼できる仲間づくりをしたいと痛切に感じ、 地球交響博に共に参加しました。 若い分吸収も早く、社会への貢献心や高い志も芽生え、 現在リーダーとして資質の高いスタッフに育ちつつあります。


ダンスを通じてどのようにこの運動に関わられるのですか


共にCMF地球運動に賛同し将来を熱く語り合う中では、 逆に私が新鮮な発想に気づかされる時もあります。 この若い世代から、確固たる信念と情熱を持ちダンスを「道」としてとらえ、 皆様に喜ばれる仕事をしていくならば、 どんなにすばらしいリーダーに成長し、 今後社会で活躍するであろうという期待があります。


その為には環境を整えてやる事が必要です。 それがこの運動の9つの立国構想になるのではと感じています。 現実社会で自分の夢が実現できる環境づくり。 自分の手でつくり上げる事のやりがいは、はかり知れません。 とりわけ、9つの立国構想の中にある 「総合人間教育学の普及と援助」 「国際文化交流の推進と援助」 「人間環境事業の推進と援助」 「CMF家族学の普及と援助」 という4分野においては多いに今後、 積極的に関わりたいと感じて います。


今後の夢を教えてください


小学校・中学校の体育授業への参入、構想に基づくダンス幼稚園の設立、 和の武道の精神と洋の技ダンスをコラボした子供~大人のための幅広い年齢層のそれをメソッド化し、 国際交流へと働きかけ、海外のダンススタジオと姉妹提携し交換留学生をもうけたり、 若手の人材育成などあげればキリがありません。 早速、木原秀成先生のご指導のもと、社会に認知して頂き地域に根ざす手段として、 国家資格取得に現在動いています。


この運動に参加し、今一番感じている事は 「夢は決して一人では実現できない」 という事です。 志を共にする仲間・お客様・信頼できるスタッフ、 そして協力して頂く様々な方の影の力、支えがあって初めて行動になり、 又それが実現し結果を生む事で、お客様にも喜んで頂き、スタッフの生活も向上し、 それが各々の家族の幸せにつながるのです。 今後、さらに冷静かつ大胆に目標に向け前進し、皆様に信頼して頂ける会社づくり、 社会貢献を目指し、精進して参ります。


ありがとうございます。


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