
運命の肥料の一つとして「ボランティアとか奉仕」をご紹介してきましたがほかにもあります。
身近ところでは、地震や災害が起こった時の募金活動などがあげられます。
今、日本は本当に沢山の国や 世界中の人たちから義援金などで 助けていただいています。
もちろん、今まで日本も 世界各国で起こった未曾有の災害で させていただいてきました
相互の助け合いは、本当に大切なことです。
しかし、気をつけないといけないことがあります。
これはかつて実際にあったことですが 災害の起こった国に援助金を渡した時 日本は溺れている人にお金をつかませるのか と評価されたことがあるのです。
もちろん、そんなつもりがあるはずはありません。 しかし、今、本当に必要なものは 救助する人力だと言われたそうなのです。
相手の状況を「分かち合って」いれば もう少し違う対応になったかもしれません。
同じようなことが、今 日本の被災地で起こっているかもしれませんし
被災地だけでなく 私たちの日常においても 仕事や家族や人との関わりの中で 起こっていると言ってよいでしょう
運命の肥料の一つが この「分かち合い」なのです。
人様の役に立つ募金などもその一部なのですが もっと広い意味がありますので 「布施」という言葉を使いましょう。
例えば、それがお金ということになった場合 あなたは生活費の中でどれだけ 人の役に立てるお金を使えているかを 振り返ってみてください。
どうですか? 特別な被害があった時だけだったり そんなことは考えたこともない、という人もいるかもしれません。
四国などでは、今でもお遍路さんに「お接待」といって 旅する人に事情があって行けない自分の代わりに お金を託したり食べ物などを 提供するという習慣が残っています。
このように「分かち合い=布施」にも 様々な要素があります。
次回からそれをご紹介しましょう。