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経営されている会社が創業25周年を迎えられたそうですね。おめでとうございます。
これも木原理事長のご指導あればこそです。本当に感謝しております。
理事長とのご縁は、公立病院の看護師だった私が、経営のイロハも知らずに独立した平成元年でした。
私のセミナーに初めて参加したのがきっかけでしたね。
あの頃は、危なっかしいと思いましたが、仕事に対する情熱は印象的でしたし、そのことがご縁で指導させていただくことになったのでしたね。
一度経営に行き詰まり辞めたいと言われたこともありましたが、私の指導を守り続けられたのは、「すべての女性達の自立のお手伝い」という、あなたの思いやりの賜だと思っています。
ありがとうございます。会社を興した頃はバブルの絶頂期で、バブルが崩壊し失われた20年、そして世界金融危機と、まさに激動の四半世紀でした。
世の中がバブルで賑わっている頃から理事長は、勝者と敗者が二極化する時代になる、リストラは当たり前になり、自分の給料は自分で稼がなくてはならないと言われていました。
今では格差が広がり、雇用形態も激変、ニート・フリーターの増加や、生活保護受給者より収入が少ないワーキングプアが社会問題になったり。
そうですね。そのしわ寄せは特に若い人にかかっています。終身雇用・年功序列も崩壊し、先の見通しが立たない時代でもあり、若者が結婚出来ない事態が、さらに少子高齢化を進めていくと懸念しています。
また「高齢化社会は女性に負担が大きい」と言われていた通り、自分の両親と、さらに高齢の祖父母の介護に、娘が離婚し孫の面倒までみている女性が、身近なところにおられます。
一人暮らしの増加、孤独死、社会保障など問題が山積みです。お金に困ったり、ローンが通らない人が、世代に関係なく増えているという実感も仕事の現場ではあります。
私の母も父の介護は大変でしたが、そういう方々が増えたというのも、時代の大きな変化ですね。「男性を養えるくらい女性がしっかりする時代」と言われたのはこのことだと。
反面、「女性にチャンスが到来する」とも理事長は言われましたね。
歴史を振り返っても、今のような乱世の時代には女性が活躍しているのです。女性の命を生み出すパワーは、こういう時代にこそ生かされます。だから女性には目覚めていただきたい。
ありがたいことに、私は理事長が開発者の一人として携わられたLRA(レイディーズロイヤルアカデミー)の受講(平成4年)がきっかけでした。そのときに「頭を金槌でガツン」と叩かれたような大きなショックは、今でも鮮明に覚えています。
私も能力開発や経営のノウハウを学びましたが、これだけ具体的なカリキュラムはありませんでした。
いかに自分が無目的で、その日暮らしの漠然とした人生だったかが分かりました。会社を興したのも、自分の夢の実現の為であり、世の為、人の為に役に立たせていただくなど、考えたこともありませんでした。
受講後に、あなたの経営に対する姿勢が大きく変わったことを覚えていますよ。
LRAは財団が推進している3つの人づくりの一つであり、おそらく日本で最初に開発された、女性の目線で作られた生涯教育カリキュラムで30年の歴史があります。
次回に続く