No.50 運命の4つのパターン(3)


運命のパターンについてご質問をいただきました。


運力が分母で、能力が分子ということは運力が大きくなればなるほど分数の数値は小さくさるということにはなりませんか?


あなたの言われる通り通常の分数で計算するとそのような結果になります。


能力が運力を上回っているつまり算数計算で「1」以上の答えがでる、ということは


それが大きくなればなるほど世の中が「能力」を中心としたものになっているというように考えると良いと思います。


そこに大きな落とし穴があるのです。


スポーツで例えてみましょう。


野球でも能力の高い4番バッターを集めれば優勝ができるかというと・・・そうとは言い切れないでしょう。


野球の世界一を決めるワールド・ベースボール・クラシックで日本は、ここ数年は奇跡的な大逆転優勝は記憶に新しいところです。


最強のチームと言われるアメリカでも優勝できなかったのです。


もちろん、日本の選抜は優秀な選手を集めていましたが海外組などで出場しなかった人もいました。


王監督が采配をした時は絶望的と言われた中から他のチームの勝敗によって僅かな望みをつかみ取っての優勝でした。


原監督の時にはイチロー選手の不調の苦しみをみんなが共有しながら我慢の野球をし続け最後は、やはりイチロー選手のタイムリーで劇的な勝利となったのです。


能力が高いということはもちろん良いことです。しかし、能力だけがすべてかというとそうではありません。


つい最近まで能力中心の成果主義が注目をあびていましたが今、その見直しがなされつつあります。


それは何故かというと能力だけでは必ずしも運命の幸・不幸は決まらないということに気づき始めてきているからです。


だからこそ日本で始めて「運命創造学」を確立された財団の木原秀成理事長は「能力と運力」のバランスが大切であると唱えています。


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