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国づくり人づくりの基本とは、人間が人間として、また社会の一員として行動することにおいて、忠恕の精神、即ち深い思いやりの心を持つことが必要である。そして、その重要な部分を占めるのが教育である。その中でも特に家庭教育、社会教育は、人間形成に大きな影響を与える。
 
今ここで教育問題にメスを入れなければ、今後ますます青少年の心は荒廃していくのではないかと危惧される。真の教育とは何か。将来の日本を背負って立つ子供達をどう教育していかなければならないのか。
      
子供に自己責任を教えよ
子供には物心ついた時から、社会の一員として生き抜いていく知恵として、自己責任ということをしっかり教え込まなければならないと思っている。これは法律で15歳を過ぎたら大人だとか20歳を過ぎたら大人だとかそういうこととは関係ない。そして、義務教育が終わる時、つまり中学校を卒業する時には、人生のあらゆる場面で、自分が総て責任を負う立場になることをよく教えてやらなければならないだろう。

本当に自己責任が常に問われる時になって初めてその意味するところが何かを教えても、それは遅すぎるというものだ。ここで誤解して欲しくないことは、15歳を過ぎたら親は、その人のプライバシーや人生について一切干渉しないということはまったくない。むしろ、その逆だ。人間は幾つになっても親や家庭、先生、そして親しい人の助言を冷静に、謙虚に聞くべきだ。 こういう態度は人間一生死ぬまで続けるべきである。その方が絶対に人間は間違いが少ない。

大体人間が大失敗をする時というのは、本人が気付かずに道を踏み外している時だ。そんな時にいつも助言を与えてくれる人を身近に持っているということは、とても大切なことなのである。 

幼年教育こそが一番大切
家庭教育、その環境がその人の基礎を作るのである。人間として大きく成長し、そして日本人としてのみならず、社会人、国際人として、立派に成功、指導する人となるためには、やはり教育が一番大切である。  

幼年の頃教えられた師、先生達、家庭教育にあっては特に母親の教育。この世に生まれ、その子供が父母と出会い、人としての一生が始まる。その教育を受けることによって、人はそれぞれ世の仕組みを十分に勉強し、社会に巣立って行くのである。義務教育から高等教育を受け、我々は人間としての知識、その基礎を学び、やがては自分の職業、自分の道を開拓していくのである。やはり幼い頃の教え、指導方針が自分の一生を決める基礎となることが非常に多いのである。  

雑念の無い美しい心、気持ちで学び、感動し感銘するからこそ、自分の一生を決めるような教えが授かるのだ。精神に内在する心と自分の頭の中に、また胸の中にすべてを吸収するからこそ、一生の指針が得られるのである。父になり、母になりまた子になるということ、成長しいろんな人に出会いお世話になり、社会に飛躍していくのもすべて縁によって結ばれた大切なことである。人生は縁によって結ばれ、人生は出会いによって始まる。

次世代に残すは教育である
一つの世代が次の世代に何か残せるとしたら、何よりもそれは「教育」が一番の宝である。次の世代に残すものは目に見えない抽象的な、しかし人が生きていく上で役に立つものが教育であろう。  

人生を懸け取り組む課題、目標に向かって、時には苦しみながらも、一生懸命に努力して行く方が、人間は結果として楽しい人生を送れるものだ。「安易に楽を求めようとすると、かえって楽は遠くに行ってしまうんだ」ということをよくわきまえて、前進して行くのが賢明な生き方だと言える。