[文化づくり]国際文化交流の推進と援助

文化づくりコラム 

広島市民球場跡地を世界平和の聖地に


世界平和のシンボルを広島に
広島と長崎は、世界で初めて原子爆弾が投下された世界に知られる平和都市です。そして、被爆当時の姿をそのまま残す広島の原爆ドームは、核の脅威を世界に知らしめる平和の象徴です。平成8年にはユネスコの世界遺産に指定されました。

広島の役割は、核の脅威はもちろん、世界平和を導く精神(霊性)的シンボルとなれる―そう国づくり人づくり財団は考えています。

そして、平和公園の向かいにある広島市民球場跡地に、世界平和のシンボルとして、世界の主要宗教のテーマパークを建設することを提唱しています。この市民球場は、戦後復興のシンボルであり、6月23日に市議会が解体条例を可決したばかりですが、混迷する現代だからこそ、世界平和の発信基地にならなければならないのです。

 
 
日本は「終戦」した
日本が「終戦」をむかえて65年になりました。戦争で負けた時は「敗戦」という言葉を使いますが、日本では終戦記念日というように「終戦」を使います。それは何故でしょうか?

日本の戦後処理は、米軍のGHQが行いました。その時に、日本に再軍備をさせず、国の弱体化を謀るために、憲法9条に戦争放棄を組み込んだのです。

昨五日内閣総理大臣ヲ宮中に召サレ左ノ勅語ヲ下賜セラレタリ勅語ヲ下賜セラレタリ

日本国民ガ正義ノ自覚ニ依リテ進ンデ戰爭ヲ抛棄シテ


國民ノ總意ヲ基調トシ憲法ニ根本的ノ改正ヲ加ヘ政府当局其レ克ク

朕ノ意ヲ體シ必ズ此ノ目的ヲ達成セムコトヲ期セヨ
3月5日 内閣総理大臣を宮中に呼ばれて次のように天皇が詔をお伝えになりました

日本国民が正義の自覚をよりどころとしてみずから進んで戦争を放棄して

国民が全員一致を基本として憲法に根本的な改正を加え 政府当局はこれを念を入れて

朕(天皇陛下ご自身)の身を以ての意向を必ずやこの目的を達成することを期待します

しかし「終戦」の真意はもっと深い所にあります。日清・日露戦争というように、諸外国との戦争の歴史があった日本が、これ以上戦争をして犠牲者を出すようなことがあってはならない。未来永劫、日本の歴史から戦争を終わらせるため、敗戦ではなく「終戦」にしなければならない。この決断を下されたのは、昭和天皇でした。

そして昭和21年3月6日発行の官報によってその意志が国民に発表されました。憲法9条の戦争放棄は、昭和天皇が創られた世界平和への礎でもあったのです。

 
 
人類の視点で世界平和を
第二次世界大戦は、世界61カ国を巻き込んでの戦争でした。そして6000万人もの尊い命が失われました。その内の半分3000万人は民間人です。

イタリアの人口が約6000万人ですから、一つの国が滅ぶほどの犠牲者を出したという事です。

主要各国の犠牲者の数は、34頁を参考にしていただきたいのですが、これからの平和を考える時、
自国の犠牲者が何人・・・というように、被害者的な感覚では方向を見誤ってしまいます。

是非ともこの新聞を読まれている皆さんには「人類」という立場から、平和を考えていただきたいのです。


それは今世界中で暮らしているすべての人の先祖を何代も遡っていくと、20万年前のアフリカに起源があることが分かっているからです。すべての人類は、親子・兄弟姉妹の関係にあるということです。