現代医学には限界がある
日本でも、現在は西洋医学が中心に医療は進められているので、病気に関しての対応は肉体面だけのアプローチである。しかし、人間の健康は肉体だけではなく、精神もつながっており、さらに社会の環境にも影響されている。
WHO(国連の世界保健機構)の保健大憲章の中には、「健康とは、肉体的、精神的、並びに社会的に健全に良好な存在状態(Well・Being)であって、単に病気や虚弱がないということだけにはとどまらない」と定義づけられている。
最近の医療の現場では、SARSなど肉体的・唯物的・対症的な西洋医学では対応できない数多くの疾病が増えてきた。新しい医学として、体を全体的に捉える東洋医学が脚光を浴びつつあるのもこうした理由による。
下の絵のように、現代の医療では胃を治すことはしても、胃が悪くなる原因にまでなかなか踏み込んでいかない。臓器は繋がって全体で機能しているのだが、医療の専門分野はこれでもかというくらい細分化されている。こういった視点も、限界を生み出しているふしがある。
人間は5つの生命体でできている

5つの生命体と、心理学でいう意識を一つにまとめたものが左図である。
心体とは、私たちの心で潜在意識と呼ばれる部分だ。また幽体とは深層意識と呼ばれる。
この幽体には人間を動かすすべてのデータが組み込まれ、人間を動かしている。その影響力は何と90~95%にもなり、これは既に心理学の世界でも証明されているものだ。
この幽体の中にどのようなデータが組み込まれているかが、非常に重要であり、それが霊体と表裏の関係でつながっている。そして、実は病気とも繋がっているのだ。つまり、肉体だけを治療しても根本解決になっていないということなのである。
だからこそ、健康は5つの生命体から取り組まなければならないのだ。
この新しい医療分野の確立を考える場合、今一度、WHO保健大憲章の視点に立って、「生命活動を支える三つのシステム」を再確認し、健康に踏み込む必要がある。
もう少し詳しく説明してみよう。
人間は5つの生命体でできている

人間の生命活動は、「自律神経系・内分泌系・代謝系」の3つのシステムに支えられている。その中でも、健康に大きな影響を持っている自律神経系は、交感神経と副交感神経に分かれる。交感神経と副交感神経はお互いに牽制して、私たちの意志とは無関係に身体を自動的に調整してバランスをとり、身体を正常に保とうとする。
つまり自律神経のバランスが崩れることが、病気の原因にもなるということだ。
特に精神的ストレスは、自律神経系と内分泌系に大きな影響を与える。その結果、代謝系もバランスが崩れて、免疫も低下させてしまうのだ。