[環境づくり]地球環境事業の推進と援助

環境づくりコラム

今年の冬は、賢く得して省エネライフ

「チーム・マイナス6%」・・・実際は14%以上?
11月19日、日本経団連は昨年度の二酸化炭素(CO)排出量を、 90年度比で1・3%増の5億2190万トンと発表しました。 この数値は残念なことに、製造業とエネルギー産業の34業種に限られたものです。

CO排出量:90年度を上回る 産業界10年ぶり

環境省地球環境局が取り組んでいる「チーム・マイナス6%」という運動があります。
日本が1990年に排出した二酸化炭素を基準値として、 そこから、2012年度にマイナス6%するという約束を、京都議定書でしているのです。

ところが、経済産業省が2006年に発表したところによると、 2004年には1990年の数値より8%も排出量が増加しているのです。 つまり、削減量14%を目標にしなければならないという事なのです。 これは4年前の調査結果ですから、現実はもっと多い数値になると思われます。

削減量14%を目標


電気代14%削減で環境に貢献
地球温暖化の問題は、誰の身にも降りかかる事ですから、意識も高い問題と言えます。 ところが、日常生活の中ではどれだけ環境に貢献しているかなんて、 ほとんど実感がわかないのが現状です。

そこで身近な所で具体的に実行するために、電気料金を例題にしてみましょう。 これから本格的な冬に備えて、昨年の「電気料金を14%節約する」というのはどうでしょう?

必ずしも「電気代削減=CO削減」という方程式にはならないかもしれません。 しかし、消費電力が削減できれば、それが環境対策になることは間違いありません。

エアコン エアコン代1ヶ月4000円の場合 節約/月
暖房時2℃低めに設定すると 約10%の省エネ 400円
窓にカーテンやブラインドで、
逃げる熱を遮断すると
約10%の熱分が省エネ
ブラインドや厚手のカーテン、
窓ガラスに荷物などで使うプチプチを貼るのも効果的
400円
フィルターは1日8~10時間運転
約2週間で風量が5%ほど低下
2週間に一度の掃除で、電力低下を防ぐ  
エアコンと電気カーペットを併用 エアコンだけの時にくらべ約25%省エネ 1000円
電気コタツ コタツ代1ヶ月4000円の場合  節約/月
掛けぶとんの厚さを3cm→10cm 約20%の省エネ 800円
設定温度を強から中にすれば 20~30%の省エネ 800~1200円
洋服で工夫
カーディガンを着ると 体感温度が2.2度アップ
膝掛けをすると 体感温度が2.5度アップ
ソックスをはくと 体感温度が0.6度アップ
その他の生活の知恵
白熱電球(40w)を
蛍光ランプ(15w)に変える
同じ明るさで、消費電力は3分の1
寿命は6倍
(購入時の金額は10倍ほど高い)
トータルで
白熱電球の半分
こたつに使用した
毛布、ふとん
温まっているので寝るときに利用
(あんかや電気毛布の代わり)
 
廃物利用の湯たんぽ ペットボトルにポットなどの余り湯を入れる
タオルを巻けば自家製湯たんぽ
お湯の温度に
注意
待機電力
※一般的な家庭の例
平均的な家庭の待機電力量は
全消費電力量の9.4%=電気料金約9,800円/年
 
待機電力
※エアコンの例
1日の消費電力 55.2Wh
 55.2Wh × 365 = 20.148kWh
 20.148kWh × 20.67円 = 416円

エアコンの待機電力だけで
416円の電気代を消費してしまいます。
注:消費電力は電化製品により異なります
 
電気料金の口座振替 自動引き落としで割引がある場合 50円


ちょっとビックリ! 食費も省エネモードに
現実問題として、バイオ燃料の原材料であるトウモロコシは、 世界的な食料危機をもたらしています。

それだけではありません。

日本人が
1年間に
出すゴミの量
5,210万トン(2001年)
東京ドーム140杯
一人当たり一日1.1Kg
ゴミの61.6%(2001年)は「容器包装」ゴミ
大人2人子供2人の家庭で1週間に買った食料品と日用品の容器
包装は254点、約3,000円分
種 類
単 価
種 類
単 価
食品用トレイ(白)
4~20円
洗剤用プラボトル
90~100円
刺身用トレイ
20~250円
紙 箱
80~200円
アルミ缶
10~30円
レジ袋
2~10円
スチール缶
10~30円
卵パック
5~10円
ペットボトル
20~70円
フードパック(透明)焼きそば用
3~4円
紙パック(1リットル)
15円
フードパック(透明)巻き寿司用
7円
酒パック(2リットル)
70~80円
フードパック(透明)おにぎり用
5円
調味料ビン
50~100円
生ビール用プラカップ
17円
カップラーメン容器
15~70円
 
レジ袋
 年間約400億枚使用
1人当たり 1日1.1枚消費
他の袋類を合わせて
家庭ゴミの10%が袋類
袋をなくせば
家庭ゴミ10%減
トレイや
パック
 年間約800億個使用
1人当たり 1日2.2個
   
家庭の
食品ゴミ
1.調理くず
2.食べ残し
3.手つかず食品ごみ
家庭ごみの重さの
40%に匹敵
つまり食費の何割かは
ゴミとして捨てている
家庭の
生ゴミ
 重量の9割は水気 新聞などで絞れば3分の1程度の重量が軽くなる  
ジュースや
飲み物
2001年の消費本数
スチール缶(200ml) 325億本
ガラス瓶(633ml) 205億本
アルミ缶(350ml) 174億本
ペットボトル(500ml) 104億本
紙パック(500ml) 86億本
合 計 710億本
 1人当たり 1日 1.5本
自動販売機は現在250万台
(15世帯あたり1台)
130万世帯の年間消費電力と同じ
ちなみに、紅茶で比較
(1杯200mlの金額)
缶 (350ml)  85円
ペットボトル(500ml) 60円
ペットボトル(2L) 32円
ティーパック 20円
リーフティー  12円
   

工夫すれば、食費の何割かが削減できるのではないでしょうか?
余分な食費に使われている金額を、高級ステーキに・・・ という工夫もできるかもしれませんね。

省エネ家電を選ぶポイント
2011年7月24日から、現在のテレビ放送は終了し、デジタルテレビに移行します。 また、環境への意識から電化製品や車など、「省エネ商品」と言われる 生活必需品への買い換えの検討をされている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

選ぶ時の一つの目安・ポイントとして、参考までに

○経済産業省 「統一省エネラベル」・・・省エネ性能の位置づけを表すラベルです。
  7頁をご覧ください。

〈表示対象商品〉
統一省エネラベル:エアコン・冷蔵庫・テレビ
年間の目安電気料金の表示:冷凍庫・蛍光灯器具・電気便座
年間の目安燃料使用量の表示:ガス調理機器・ガス温水機器・石油温水機器
その他:パソコン・磁気ディスク装置・ストーブ(ガス・石油)・変圧器

○資源エネルギー庁 「家庭の省エネ大辞典」・・・具体的な省エネ効果情報が見られます

省エネのつもりが実は・・・
少しでも環境のために貢献したいと、誰もが感じている事でしょう。 ところが、私たちは自分が使っている電化製品がどのくらいのエネルギーを使っているのか、 ほとんど意識していません。 だから、省エネのつもりで電化製品を変えても、 逆に消費電力がアップする場合があるのです。

例えば・・・

1日1時間 電化製品を使う時の年間電気消費量(電気料)

 
買い換え前の電化製品
買い換え後の電荷製品
ファンヒーター
ガ ス  3.72kWh(80円) 石 油  3.89kWh(90円)
テレビ
ブラウン管  31.86kWh(700円)
液 晶  15.00kWh(330円)
プラズマ 74.57kWh(1640円)
パソコン
ノート  5.48kWh(120円) ディスクトップ 31.57kWh(690円)

私たちは今、様々なエネルギーに頼る生活をしています。 戦後、物のない時代から比べると本当に便利な生活が送れるようになりました。 しかし、その便利さになれてしまって、無意識的に必要のない物に対して 出費しているケースも少なからずあることが、お分かりいただけたのではないでしょうか。

塵も積もれば大きな山となります。

これから先の生活を考える時、エネルギーを消費し過ぎることは「もったいない」事です。 しかし、それだけではない「ほっとけない」状況が、 忍び寄っている事をもっと考えて行動しなければならない時期に来ているのです。

目からボロボロと鱗を落とし、これまでの生活を見直して、 あなたの賢い節約が環境への貢献につながる事を祈っています。