 |
 |
 |
 |
木原秀成 理事長 CMF地球運動提唱者 |
加瀬英明 外交評論家 外交評論家 内外の政治・経済から文化・文芸、皇室関係まで、幅広いお話は加瀬先生ならでは。 |
菅沼光弘 評議員 アジア社会経済開発協力会会長 元公安の対外情報の総責任者として活躍。オウム事件や日本の裏社会に関してなど、的確かつ歯に衣着せない話は有名。 |
平野貞夫 評議員 元参議院議員 小沢一郎の知恵袋あるいは懐刀と称されて、財団ホームページで政治講座を担当。 |
 |
 |
 |
 |
平岡裕治 相談役 日本国防協会理事長 元航空幕僚長で、5万人の航空自衛隊のトップ。国防・安全保障問題の第一人者。 |
松井三郎 評議員 京都大学名誉教授 水制度改革国民会議理事長 地球環境・水環境など世界的に著名な活躍をしており、夢・地球交響博の開催前日までサウジアラビアなど数カ国に出張。 |
山本峯章 顧問 政治評論家 政官財の腐敗から、宗教界・言論界の権力悪、マスコミが見逃している事件の真相などを、ズバリ語る。 |
山内紀枝 副理事長 エポックモア代表取締役 このたびの紅一点。公立病院の看護師から個人事業を始め、人生の師木原理事長の指導のもと、女性の健康と幸せのために、まずは人づくりからと意欲的に取り組んでいる。 |
政治や経済、また人間の精神の問題。そして尖閣諸島も含め様々な面が閉塞状態で五里霧中だ。日本の潜在能力からすれば、決して悲観論ではないが、今のままでは日本が日本でなくなる危険性が増している。
日本再生のために、①その問題点とは何か ②日本再生のキーワードは何か この2つの視点から、各界の先生方にそれぞれの専門分野から分析いただいた。
日本が抱える問題点とは?
木原
まずは、加瀬先生から国際情勢も踏まえて、今日本の問題点をお話頂ければと思います。
加瀬
大分出身の幕末から明治にかけての偉人、福沢諭吉の有名な言葉「独立自尊」。自らを尊べば国も人も自ずから独立します。

今日の日本で一番欠けているのが日本に対する誇りです。木原理事長が言われるように、日本の国柄は世界で大いに誇るべき文化と歴史を持っています。
今回の尖閣諸島で、私が大変失望した一つに、ニューヨークで前原大臣がクリントン国務長官と会談し、尖閣諸島にアメリカが日米安全保障条約を適用すると言ったので、政府・与野党・マスコミまでが喜びましたが、尖閣諸島は日本の領土であって、外国に頼らなければ守れないということであってはなりません。
今の日本は「平和ボケ」と言われますが、私は「保護ボケ」と思います。
大戦終、サンフランシスコ平和条約で独立を回復してから、日本の周辺地域は東西冷戦や中国・北朝鮮の脅威など、一度も平和であったことはなかった。それをアメリカの保護に甘え、自分の努力で国を守るという意識が欠けてしまった。
その意味で日本は半独立国と言えます。私たちは保護ボケから目を覚まさなければなりません。何よりも、日本人の誇りを取り戻さなければならない。
木原
政治の行く先は、日本の行く先になりますが、期待された民主党の政権交代から約1年。平野先生のご意見は。
平野
国民の期待に反し、政治家や政党のすることかという、国家の存亡に関わる大失態。
そして公約だった国民生活第一を外して、官僚政治にまた戻った。私は、民主党の一員といたしまして、この機会にお詫びを申し上げます。
国会がねじれたとは言え、信頼関係があれば、大きな法案や問題は解決できますが、今の菅政権と野党の信頼関係はありませんから、何が起るかわからない。
また、今の党内情勢で政治はできないと思います。来年はおそらく、志を同じくする、公に生きることが信念の政治家と、自分達の権勢・経済的利益だけ追求する政治家の再編が起るのではないかと。
もう一つは、わが国の古代からの政治の基本は、全国に均衡ある発展を遂げることが目的です。
ところが歴史の中で、極端に集中したとき、必ず乱が起っています。平将門の乱(京都)や幕末(江戸)が例にあげられます。
戦後60数年経った今、東京に集中しすぎです。東京のための東京解体、そして地域の独自な良い面を生かした日本の国づくりに、与野党とも邁進すべきです。
木原
政治と安全保障は表裏と言えますが、菅沼先生のお考えは。
菅沼
安全保障からは、当面北朝鮮の拉致問題です。国家は、国民の生命と財産を守ることが存立の意義ですが、約40年前に拉致された横田めぐみさん。いまだに解決できない日本の国家とは何なのか。
拉致は、戦争をしてでも取り返すというのが普通の国の姿です。ところがわが国は、憲法の制約などから軍事力を使えないので、後は話し合いしかない。
様々な方があらゆる努力をしてきましたが、話し合いが全然進んでおらず、民主党政権になり、北朝鮮とのパイプは切れました。
主党政権になり、北朝鮮とのパイプは切れました。
最近、北朝鮮の後継者が報道されていますが、それが拉致問題とどう関わってくるのか、我々の問題の立て方・やり方が間違っているのではないかを、一生懸命分析し、話し合いの糸口を見つけなければなりません。皆様方、一緒に考えてみようではありませんか。
木原
平岡先生は国防の第一線、という経験をお持ちですが。
平岡
ボケてボケているのか、ボケた振りをしているのか、ボケを直せば直るのか、この3点を考える必要があります。
今年は日米安保から50年を祝って日米深化の年だと言われましたが、鳩山政権は劣化させてしまった。

日米同盟の深化といったら本気で深化をやる。やったフリをするからスキができる。
今回の尖閣問題のようなことが起る。アメリカとの関係が悪くなる。将来が見えない、経済も心も不安と…これが現状です。
私は現役時代、日本人として誇りを持ちながら国益を追求するにはどうしたらいいか? 国益は流動的であり、しかも歴史的背景の影響を受けるので、自分をどこに置くかを考え、悩んできました。
というのも、私が留学をした時、アメリカでは日本人は頭がいいと言われ、アジアの国では、アジアの代表として頼むと言われる。ドイツもまったく同じです。そういわれる日本人のDNAを私だけでなく、多くの留学生が感じたはずです。
とはいえ、日本は貿易立国ですから、貿易で台頭してきた中国、貿易を牛耳っていると思われるアメリカの影響を受けないわけがない。
日本が1922年に日英同盟を解消したことで、日本へのねらい打ちが始まりました。日本は孤立してはダメです。
貿易国家日本の置かれた宿命と捉え、性根をすえて誇りを持っていくというのが私の考えです。