木原理事長の熱意に触れ、くすぶっていたものが吹き出した・・・そこからが挑戦の連続。親子ダンス教室では、ただ踊るだけでなく、しつけや礼節も教える。そういった地道な努力が花になり、地元熊本では、私立小学校の体育授業を成功させ、地域の神社のお祭りで踊りの奉納など、多彩な活躍に様変わりした。和洋ダンスのコラボ、国際交流、若手指導者の育成・・・ますます、活躍の場が広がっている山田社長に、子供の教育について語っていただきました。
今の子供達に足りないもの
私は子供達にヒップホップというダンスを指導させて頂いています。私が日々現場で感じるのは、今の日本の子供達に一番足りないのは、困難を乗り越える精神力ではないかと思います。それには引き出す側の教育者の問題もあり、私自身もまだまだ勉強の身であります。

ダンスでお役に立ちたいとスタジオを始めたのですが、社会は激変し親殺し子殺し等が起こる今、経営者として、教育者として、このままで本当に良いのかと自問自答するようになりました。
そんな折、木原理事長にお会いし9つの構想に触れて方向性が鮮明になり、ダンスはあくまでも枝葉(手段)であり、根っこが必要だと気づかせていただきました。
最近の子ども達は、無意識のうちに抑圧され何をどう表現すれば良いか分からない子が多く、発散できる流行やカッコイイ物に飛びつきます。
ヒップホップは長く弾圧されてきた黒人の文化から生まれました。子ども達も、抑圧からの解放を無意識に求めている気がします。
これを大人が噛み砕いて伝えてあげれば、子供は本当の解放や表現にに気付けるのではないかと思います。
ダンスの効果&人間学
ダンスには教育としてもとても良い効果があります。まず、集団で行うため色々な人と関わる中で自然と規律を守れるようになります。
次に時間を守る、礼節。レッスンでは靴を並べてから入る、「遅れてすみません」など挨拶を決めています。振付も効果が出ます。たくさん憶えた達成感は自信になります。一人ひとりにリーダーシップをとらせ、問題等は各チームで解決するよう方向付けます。
年1回の大きな発表会に向け、練習を積み重ねますが、子供達は何かあると投げ出したり自信喪失します。ですが、世の中に出れば、自分で考え解決しなければなりません。辛い事も諦めず、成功は地道な努力あってこそという事を教えます。

しかし、真の教育という方向から見た時に、これだけでは補えない点があります。それが人間学です。わたしはそれを理事長の運命創造学(総合人間教育)で学びました。これがないと真の教育の確立は難しいと感じています。
教育者である私も、親ごさんも、子ども達も、三方の立場からお互いが信頼しあい、どこまでお互いを高めていけるか。
この総合人間教育を子供達に伝える事も私の夢です。
木原理事長の著書『CMF全人教育法』には日本人のDNAに流れる本当の教育が書かれています。
今、西洋化することそのものが目的となっており、子供達にとって大変危険です。ダンスも個性と自由を主張します。しかし、それでは社会に適応できない。自由という権利を主張する時に義務がはたせなくなるというところからも、真の教育をしていかなければと思っています。
日本の神楽に代表されるダンス文化の原点は宗教性とつながります。日本人のDNAに流れる感謝や大自然の力への畏敬の念。私はこれを抱きながら舞台に立たせて頂き、子供達にも伝えていくようにしています。
日本人の伝統、和する文化は本当に誇れるものです。財団活動を通じ多くの方にお伝えしていきたいです。
そして、志のある方が横に手をつないでいけば日本は、もっともっと良くなっていくというところを感じています。