9つの事業構想

夢・地球交響博

第6回 夢・地球交響博レポート 地球環境から人類にとっての乳酸菌による共生環境

人類の歴史は乳酸菌との共生にある。そいう言われる汐見社長は、乳酸菌の研究においては先駆者でいらっしゃいます。

乳酸菌と言えば、私たちの生活には納豆や醤油などの、発酵食品が挙げられますが、日本人が乳酸菌と共に共生してきた知恵を、今人の健康の為、また自然保護のために活動されています。

乳酸菌の働き、乳酸菌の活用、有機農法についてお話して頂きました。

乳酸菌は人間と共生していますが、20年前私達が乳酸菌に取り組んだときは、それほど関心が高くありませんでした。しかし最近になって、乳酸菌に関する研究がかなりの高まりをみせています。

乳酸菌は約200種類あり、一般的にはヤクルト、カルピス、ビオフェルミンといったものが浮かぶと思いますが、乳酸菌は防衛力がなく、いつも大腸菌にいじめられています。

日本人の食生活が欧米化してきた中で、牛肉を食すようになり大腸菌が暴れやすい環境をつくりました。結果、便秘や下痢といった障害を起こし、腸内疾患というストレスが生じてきています。

では、どうしたらいいかと言うと、例えば食物繊維をとることも一つですが、重要な働きをするのが善玉菌です。善玉菌の役割は、共生しながら制菌をして悪玉菌の増殖を阻止します。


乳酸菌と免疫力

人間には元々病気や傷を治す自然治癒力があります。病原性のある微生物や、自分の細胞の異常を認識して闘い、身体を回復させる力です。殺菌作用のある唾液や胃酸が、呼吸や食事の際に入ってくる病原菌の多くを、死滅させるバリアとなっています。ところが微生物の中には、このバリアを突破して攻撃してくるものがある。これら体内に侵入した病原菌やガン細胞などの自己の異常に対しては、免疫系が働きます。

悪玉菌は、例えば抗生剤などを投じると、副作用・後遺症を起こしますが、善玉菌の場合は、自分から副産物を作って、免疫力を活発にさせます。これが善玉菌の働きで、その善玉菌の代表的なものが、乳酸菌です。ですから、乳酸菌を体内に入れると、この免疫が働くわけです。


乳酸菌の活用

乳酸菌は、地球始まって以来、最初に生まれた菌です。我々の生活の中では、味噌、醤油、納豆、漬物などの発酵食品に存在していました。

昔の人は物を残すときは必ず密閉して、空気を入れずに保存しなさいと言ってきました。それは、乳酸菌の発酵が嫌気性発酵で、酸素を与えないことが良質に出来る条件だからです。一ヶ月、二ヶ月後でも、十分食べられるという祖先の智恵がここにあります。乳酸菌は、人間にとって古き時代からの友人と言えます。

現在、乳酸菌の研究はさらに進み、例えば豚の飼料に乳酸菌を配合すると、病気に罹りにくく、悪玉菌を抑制するため、排泄物等の臭気が全くしない。そして育てた豚の肉質は柔らかく、普通の豚より7割も8割も美味しいという結果が出ています。

野菜や草木、果物など全ての植物の育成にも、独自の植物性乳酸菌を熟成発酵させて作った、人体にも無害な肥料を用いることで、素材の甘みが増すという結果も出ています。


安全で美味しい商品作りを目指して

今後の課題は、抗菌剤、抗生物質、薬剤、農薬等、一切使用しない有機農法です。腐葉土、落ち葉や枯れ草、鶏糞や牛糞などの有機物を肥料にして行う農業。何千年と続いてきた伝統的農法ですが、昨今では、微生物の力を積極的に利用するなど研究が進んでいます。

2006年にEU全体で抗生物質の使用を禁止しましたが、日本・アメリカ・後進国は、禁止していません。

21世紀は、微生物・乳酸菌酵母が残って、耐性菌や後遺症のない自然環境を築いていかねばなりません。すべて自然界に還し、自然を保護するという農法に。我々の国の根本原理からしても、絶対普及していかなければなりません。

木原理事長が発表されたしあわせ産業構想にあるように、「あの財団から出た商品は絶対間違いない、美味しい、さらに安全」といわれるような、安全性が高く消費者が安心して頂けるものを作ってまいります。