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入梅(にゅうばい)

入梅は、稲や麦など穂が出る穀物の種をまく時期、芒種(ぼうしゅ 6月6日頃)から5日目、立春から数えて135日目にあたる6月11日頃の時期をいい、梅雨の季節に入る最初の日で、その日から約30日間が梅雨と言います。

梅雨に入る目安の日
梅の実が熟する頃に雨季に入ることから入梅といわれるようになり、梅雨とは梅の実が熟する頃に雨が降り続くことから付いたとされ、梅の実を熟させる雨という意味でもあるともいわれます。また、この頃は湿度が高く黴(かび)が生えやすいため「黴雨(ばいう)」が転じて梅雨になったともいわれています。

しかし、実際は毎年同じ日に梅雨入りがくるわけでは無く、地域や気候によって差が生じるため、気象庁の出す「梅雨入り宣言」が実際の梅雨入りの目安になっています。農家にとって梅雨入りを知ることは田植えをするために重要なことで、入梅も人々の大事な雑節になりました。

壬は水の気の強い性格
入梅の由来や起源ははっきりとわかっていません。ある説によれば、気象学がまだ発達していなかった頃は、農作物の出来高をよりよいものにするために「梅雨」がくる時期の目安を知っておく必要がありました。そこで、江戸時代に暦の上での入梅が設けられたということです。

日本は農耕と漁業が主な産業だったので、これらにちなんだ行事が、日々の生活で大切な区切りの日となっていました。そこで、農耕と漁業の行事の目安として「二十四節気」とは違い、農耕や習俗に密着し季節の移り変わりに着目している「雑節」の中の一つが入梅となりました。

古くは芒種の後の最初の壬(みずのえ)の日とされました。壬の日が選ばれたのは陰陽五行説で、「壬は水の気の強い性格」とされたからで、水と縁がある日ということで、入梅の時期の目安に選ばれました。

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