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第45章 世界からの日本の評価
 
これまで述べてきたことは、日本の文明・文化の中にあるすばらしさ・尊さですが、日本を外からみている外国の偉人達の言葉をご紹介します。
 

ラフカディオ・ハーン

1890年来日した日本名 小泉八雲(小説家)

いったい、日本の国ではどうしてこんなに樹木が美しいのだろう。
西洋では、梅が咲いても、桜がほころびても、かくべつ、なんら目を驚かすこともないのに、それが日本の国だと、まるで美の奇跡になる。

その美しさは、いかほど前にそのことを書物で読んだ人でも、じっさいに目の当たりにそれを見たらあっと口がきけなくなるくらい、あやしく美しいのである。
 

フランシスコ・ザビエル

1549年、日本に初めてキリスト教を伝えた宣教師

この国の人々は今までに発見された国民のなかで最高であり、日本人より優れている人びとは、異教徒のあいだでは見つけられないでしょう。

彼らは親しみやすく、一般に善良で悪意がありません。驚くほど名誉心の強い人びとで、他の何ものよりも名誉を重んじます。大部分の人びとは貧しいのですが、武士も、そうでない人びとも、貧しいことを不名誉と思っていません。
 

エドワード・シルヴェスター・モース

1877年に来日し大森貝塚を発見した米国動物学者

外国人は、日本に数ヶ月いた上で、徐々に次のことに気がつき始める。即ち彼は、日本人にすべてを教える気でいたのであるが、驚くことには、また残念ながら、自分の国で人道の名に於て道徳的教訓の重荷になっている善徳や品性を、日本人は生まれながらに持っているらしいことである。

衣服の簡素、家庭の整理、周囲の清潔、自然及びすべての自然物に対する愛、あっさりして魅力に富む芸術、挙動の礼儀正しさ、他人の感情に就いての思いやり・・・これ等は恵まれた階級の人々ばかりでなく、最も貧しい人々も持っている特質である。
 

ペリー提督日本遠征記

1853年浦賀に来航日本に開国を要求した

実用的、機械的技術において日本人は非常に巧緻をしめしている。(中略)かれらの手作業の技術の熟練度は素晴らしい。日本の手工業者は世界のいかなる手工業者にも劣らず練達である。

よって国民の発明力が自由に発揮されるようになったなら、最も進んだ工業国に追いつく日は、そう遠くはないであろう。

他国が発展させてきた成果を学ぼうとする意欲が盛んで、学んだものをすぐ自分なりに使いこなすことができる。

だから、国民が、外国との交流を禁止している排他的政策が緩められれば(いわゆる鎖国政策)、日本はすぐに、最も恵まれた国の水準まで達するであろう。文明世界の技能を手に入れたならば、日本は将来きっと機械工業の成功を目指す強力な競争国となろう。
 

レヴィ・ストロース

両親をユダヤ人にもつ文化人類学者

民俗学者、文化人類学者として私が非常に素晴らしいと思うのは、日本が、最も近代的な面においても、最も遠い過去との絆を持続し続けていることができるということです。

私たち(西欧人)も自分たちの根があることは知っているのですが、それを取り戻すのが大変難しいのです。もはや乗り越えることのできない溝があるのです。

その溝を隔てて失った根を眺めているのです。だが、日本には、一種の連続性という絆があり、それは、おそらく、永遠ではないとしても、今なお存続しているのです。
 

フィンセント・ファン・ゴッホ

オランダ生まれの画家

日本芸術を研究すると、明らかに賢者であり、哲学者であり、知者である人物に出会う。
その人は何をして、時を過ごしているのだろうか。地球と月との距離を研究しているのか。ちがう。
ビスマルクの政策を研究しているのか。いや、ちがう。

その人はただ一本の草の芽を研究しているのだ。(中略)
まるで自身が花であるように、自然の中に生きる、こんなに簡素なこれらの日本人が、われわれに教えてくれるものこそ、まずは真の宗教ではないだろうか。
 

タゴール

アジアで初めてノーベル文学賞を受賞したインド最高峰の詩人

日本人はたんに、芸術の大家であるばかりでなく、人間の生活を芸術作品のように掌握しているのだ。
 

エルヴィン・フォン・ベルツ

日本の近代医学発展に貢献したドイツの医師

もし日本人が現在、アメリカの新聞を読んでいて、しかもあちらのすべてを真似ようというのであれば、その時は――その時は、日本よさようならである。
 

セオドア・ルーズベルト

米国第26代大統領

これを読め。日本の武士道の高尚なる思想は、我々アメリカ人が学ぶべきことである。(中略)
この武士道は全部アメリカ人が修行し又実行してもさしつかえないから、お前達五人はこの武士道をもって処世の原則とせよ。
 
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