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第9章 生命の真理
 
 

生命の構造

人間の生命体は、肉体だけではなく、心体・幽体・霊体・法体の5つの生命体の有機的融和体でできており、宇宙の構造に相似しています。
生命体も「目に見えるもの」と「目に見えないもの」と、「無限を秘めているもの」が、螺旋状で融和しながら、あらゆるものと相補の関係で調和し、過去・現在・未来の三世を循環しながら生滅流転を繰り返している永遠な存在なのです。 このことを無視して、生命の働きは順調に作動せず、循環もしないのです。
 

生命の7つの定理

1)全体や部分は、単一の部品の集合体でもなく、
  機能的にも単一の行動体でもなく、
  正反が対称的で 相似構造をしている


全体や部分は、単一の部品の集合体でもなく、機能的にも単一の行動体でもなく、正反が対称的で相似構造をしています。つまり、宇宙の構造と似ているという事です

2)マルチレベルの融和体を成し、
  絶対的な意味での部分や全体は存在しない
 

循環器系・呼吸器系・神経系・泌尿器系・生殖器系・消化器系と、人間の身体は6つの組織で出来上がっています。
このようにマルチレベルで融和体を成しており、これも宇宙と似ています。

3)全体や部分は、規則性と不規則性を持ち、環境に順応している

環境に順応して、規則的に歩く時もあれば、忙しい時は走ったり歩いたりする時もあるし、また走り続ける時もあります。そうしながら、その環境に応じて順応する力を持っているのです。

4)全体と部分は周期があり、旋転・循環しながら生滅流転している

周期があり、旋転・循環しながら生滅運動をしています。常に新陳代謝しており、これも宇宙の構造と同じです。
また、過去・現在・未来の三世を内包し、死して輪廻するのです。

5)全体も部分も、物質と心質と間質で成り立っている

人間の身体は、骨・血液・肉質などの「物質」と、心などの「心質」と、それらを有形無形に連携させ動かしているエネルギー「間質」でできています。

6)全体としての自立性(個人主義)と
  部分としての従属性(集団主義)を合わせ持ち、
  自己統制しながら変化している

全体としての自立性、集団としての従属性を合わせ持ち、自己統制しながら、全体と部分は、宇宙の真相と同じように繋がっています。

7)全体と部分は、樹枝化と網状化で繋がっている

部分は集まって全体になり、全体は部分の融和体です。
手・足・腕・耳・・・は部分ですが、独自の働きを持っています。しかし、身体全体で言えば、一部分に過ぎないのです。
人間は目・耳・鼻・舌・身体を使って観察し、意識で分別しながら手や足を連動させて行動します。
身体全体を動かす時は網状化で、手だけが個別に動く時は、樹枝化ということです。
 

生命の真理

生命も宇宙の中で生み出され、次の6つの真理を内包しています。

1)意識の深い所で通じている

宇宙生態系の分霊であるので、物質的には別々ですが、生命的には霊線で繋がっています。

A相補関係で生かし合っている

植物の吐き出す酸素が人間の生命を生かし、人間の吐き出す二酸化炭素が植物を生かしているように、万物は生かし合っています。

3)自利・自他利・他利の複合体である

時には自分の為、時には人の為というようにT(時)P(場所)O(機会)によって、生きています。

4)有形と無形でできている

目に見える生命体と、目に見えない生命体との融和で成り立っています。

5)肉体は滅しても意識を持ったエネルギー体として生き続け
  流転循環し、現世にも影響を与えている
 

深層意識である幽体は、肉体が滅してもエネルギー体として残り、現世にも影響を与えています。 

6)死して輪廻転生する

肉体は滅しても命体は、輪廻して縁ある新しい命体として生まれ変わります。
 

人間は宇宙を内包する小宇宙人である

人間の生命体も、顕象・潜象・間象の三層融和構造体をなし、宇宙の7つの定理を内包した小宇宙体であり、生命の7つの定理を内包しています。
つまり、宇宙の真理と生命の真理は同じであるということが言えるのです。

人間は、この宇宙(地球上)で生み出されたものを食べて生きています。
牛肉・豚肉・鶏肉などの動物食物、野菜や果物などの植物食物、これらは物質食物です。また、空気や緑の風景・香りなどの非物質食物なども食しながら生きているのが人間です。
よくよく考えてみると、自分の身体は何一つ自分で作り出していないのです。
すべて、大宇宙の生命から生み出された物質食物と非物質食物とでできあがっており手や足や目や髪の毛、爪に至るまですべて、それらの化身したものに過ぎないのです。

人間は、自分の所有物は何ひとつないのです。だから人間の『身体』は、別称『空だ』と言えるのです。
 

宇宙森羅万象に順応してこそ
人間の生命は生かされる

人間は、すべて自分の力で宇宙森羅万象を自由自在で動かせるものではなく、宇宙森羅万象に順応してこそ生かされるのです。
唯物論哲学に基づいて発達してきた近代科学はこの真実をあまりにも軽視してきたのです。

人間の呼吸すら、生命が誕生した海の波の呼吸と一致しています。(人間は一分間に18回呼吸していますが、これは波が一分間に18回往復運動をしているのと同じ)
また、心臓の働きも地球の振動の動きと同じで、一分間72回の心拍は太陽のリズムと同じなのです。 

このように、人間はすべて人間独自で何でも出来ているように見えますが、そうではなく宇宙森羅 万象の宇宙リズムの中で生かされているのです。
日本人は、縄文時代より、この宇宙リズムと生命リズムを融和させながら、生きてきた民族なので
す。
 

日本の文明観は宇宙の真理と生命の真理の融和

日本の文明観は、宇宙森羅万象と同じものであり、これこそが宇宙本位(コスミカリズム)でもあるのです。このことは非常に重要な事なのです。
これを歪めて変えてしまっているものが、欧米文明です。


例えば、経済学ではムリ・ムダ・ムラを無くして効率を上げれば、利益も出るという論理です。確かに、ムリ・ムダ・ムラは必要ないかも知れませんが、人間の身体にもムダがあり、ムラもあります。これらを全部取り払っていけば、確かに生産量は上がります。
しかし、人間そのものが今、バラバラになっているのです。それでも、利益最優先、効率優先、能力主義としているのが欧米型の経済学です。

日本の京料理などには、非常に遊びがあり、ムダがあります。自動車のステアリング、ハンドルにも5%の遊びがあります。
欧米型には、「遊び」という論理が無いのです。だから、人間が機械になってしまっています。
しかし、人間は心を持っています。生理的機能もあります。ここに、根本的な文明の混迷があるのです。
この混迷を解決するためには、まず、これまで述べてきたような、宇宙本位(コスミカリズム)を踏まえて物事を始めなければならないのです。
 
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